おはようございます。
今週は、内航船舶管理ガイドライン適合性評価チェックリストのチェック項目36~38まで説明します。
これは、ガイドラインの「1.2.5 組織内の円滑なコミュニケーションの確保」に対するチェック項目です。
ガイドラインでは、組織内における円滑なコミュニケーションを求めております。
まあ、このことは、改めて言うまでもなく、重要なことなのですが、船舶と会社が離れているとついつい、訪船が疎かになったりします。
船舶の状態や船内の雰囲気を知るうえで、訪船活動は、非常に重要な業務と言えます。これが出来ていないと、船員の不信感を招くこともあり、船員確保の上でも重要と考えられます。
内航船舶管理ガイドライン適合性評価チェックリスト
《評価項目:船舶管理業務を実施する体制の整備》
No. | 項番 | 項目 | 評価内容 | 評価対象 | 評価所見 | 評価結果 | |
36 | 1.2.5 | 組織内の円滑なコミュニケーションの確保 | 船員と陸上要員の間で常に円滑なコミュニケーションが確保されるよう努めているか | 船舶管理責任者 | |||
37 | 船員と陸上要員の間で常時連絡を取り合うことのできる体制を構築して円滑なコミュニケーションが確保されるために必要となる通信装置その他の設備を設置・運営しているか | ||||||
38 | 担当する管理船舶を定期的に訪船することにより、当該船舶の船員との間でコミュニケーションをとっているか | 陸上要員 | |||||
Step2 | 船舶管理責任者は、海陸双方の要員が意思疎通を図り、その内容を理解していることを確実にしているか |
船舶管理 責任者 |
|||||
Step3 | 船舶管理責任者は、コミュニケーションの方法が適切であり、効果があることを継続的に検証しているか |
解説:事務局担当理事 畑本
参考資料
ガイドライン 1.2.5 「組織内の円滑なコミュニケーションの確保」
(1) 船舶管理責任者は、船員と陸上要員の間で常に円滑なコミュニケーションが確保されるよう最大限努めるものとする。
(2) 船舶管理責任者は、船員と陸上要員の間で常時連絡を取り合うことのできる体制を構築して円滑なコミュニケーションが確保されるために必要となる通信装置その他の設備を設置・運営するものとする。
(3) 陸上要員は、担当する管理船舶を定期的に訪船することにより、当該船舶の船員との間で十分なコミュニケーションをとるものとする。
参考資料(国土交通省提供)
【別添2】チェックリスト(船舶管理業務を実施する体制の整備)(Word形式:201KB)